一回折れた人

日々の出来事をつらつらと

ドラマ版火花を見ました

又吉さんの原作「火花」は未読です。 彼自身太宰治好きを公言していますが、僕が昔、太宰治を読もうとしたときに読み辛さを感じたので、あのテイスト(純文学?)だとキツイと思っているからです。

先に感想を述べると、芸人世界とか、社会の不条理とかリアルで良かったです。 火花ってもっと難しい話かと勝手に思っていました。 ネタバレにならない程度に内容を書くと、2組の先輩、後輩お笑いコンビが主なキャストです。 コンビは違いますが、あるきっかけで後輩の一人が先輩お笑いコンビの一人に強い憧れを抱き、埋没していきます。

憧れを抱かれた先輩は、THE芸人といった感じの破天荒な人ですが面倒見が良くて自分の中に「芸人とは?」を強く持った人物です。 次第に後輩→先輩の一方通行の感情が共依存の関係に変わっていきます。 この共依存バランスが崩れ始めるのですが、本人たちはそれに気づかないようにしていたというのが僕の感想です。 僕にもこんな先輩が居たら、人生観狂ってしまうだろうし、それもいいのかなと思います。

それと主人公である後輩芸人の主人公がしゃべり方も雰囲気も又吉さんに近いと感じました。 月9みたいな華やかさは無いけど、いい意味で流し見して良いドラマでした。

少しnetflixというか火花の悪口を言うと登場人物の喋り声とEDの主題歌の音量差が凄い。 主人公が又吉さんっぽいので基本ボソボソ喋るので普段TVのボリュームは22くらいですが、火花は30くらいにしていました。 ですがEDの主題歌の音は普通の音量だと思うので、毎回本編が終わると慌てて下げていました。 ここだけ改善してほしい。

後はCMも入ることも無いですし、停止もできるので自分のタイミングで休憩できてました。